当プロジェクトはホームセンターで入手できる材料のみで設計を行う試みである。日常の延長からの建築を再考することで、プロに依存していた住宅を住人の手に委ねる。住人が住宅づくりに携わることで、モノとしての住宅に愛着が湧き、長く愛され建築にサスティナビリティが生まれるのではないかと考えた。住人が最も入手しやすい建材はホームセンターに眠っている。それらの決して”特殊ではない建材”をフォーカスし、見方を変えることで新しい価値観が生まれ、魅力的な住空間になるのではないかと考えた。入手が容易な建材を使用することで、メンテナンスに対しても迅速に対応できる特徴も併せ持っている。